弧句三郎氏近影
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1999年12月某日
私は初めて、彼を目にした。
彼は一見普通の人間と同じように町中を歩っていた。周囲の人間も彼がそこにいる事に全く違和感を感じてはいないようだった。
しかし、私には、はっきりとその存在を裏付ける記憶があった。
「カエルじゃないよ…」「あひるだよ…」これらの歌詞が全て実在の生物を模したものだった事は彼の存在を見れば明らかである。
『かわいいコックさん…』彼は実在したのである。
このレポートは、彼の生態を可能な限り克明に記したものである。
身 長:175cm前後
体 躯:中肉中背
顔つき:極めてコック
コック帽を常時冠っているようであるが、必ず着用と言う訳ではないらしい。
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